数学なんか勉強して、なんの役に立つのか。

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なぜ学び、なにを学ぶのか





 16歳のきみに聞きたいことがある。




 きっときみはいま、
「自分も高3になったら受験勉強をして、どこかの大学に行くんだろうな」
と思っている。



 ひょっとすると、もうなんとなく志望校を決めているのかもしれない。

 

 それできみは、なぜ大学に行くのだろう?
 



 親や先生が行けというから?
 友達も行っているから?
 高卒では就職に不利みたいだから?

 

 もしきみが「たったそれだけの理由」で大学に行くというのなら、
行く意味なんかない。




 なぜなら、これらはすべて「自分の外にある理由」だからだ。




 考えてみてほしい。
親や先生、それから友達に自分の人生を決められるなんで、きみはそれでいいのか?
おかしな話だと思わないのか?



 そして「大卒じゃないと就職に不利だ」というのもウソだ。



 高卒はもちろん、中学卒業後に職人の世界に入り、そこから誰にも真似できないような素晴らしい業績を挙げている人は、世の中ゴマンといる。



 要するにきみは、「ただなんとなく、みんなそうしてるから」大学に移行としているのだ。


 そしてきみは「ただなんとなく、みんなそうしているから」勉強しているのだ。



 あれほどきみたちを悩ませる国語も数学も英語も、そして理科も社会も、そんなあやふやな理由で勉強しているだけなのだ。


 もちろん、大人たちも勉強はする。


 ビジネスマンがマーケティングの勉強をしたり、弁護士が法律の勉強をしたり、コックさんが新しいメニューの勉強をしたり。


 でもこれらは彼らにとって今日の仕事、明日の仕事に必要な勉強ばかりだ。
 勉強する理由、勉強しなければならない理由は、しっかりとある。


 だから大人たちは、国語も数学も勉強しない。
 せいぜい、英会話スクールに通う程度で、物理や地理を勉強しようとする大人なんて、ほどんどいない。そんなもの、今日や明日の仕事にはなんの関係もないからだ。



 さあ、問題はここだ。
 きみたちはなぜ、大人たちもしないような勉強をしているんだろう?
 きみたちは学校で、なにを学ぼうとしているのだろう?


 もし、きみたちが高校3年生になったら、こんなことを考える余裕はなくなる。
 その時間があったら、ひとつでも多くの単語を覚え、一つでも多くの計算式をこなすことが求められるようになる。




 だから、16歳といういま、きみたちに真剣に考えてもらいたい。
 自分が勉強する理由、そして自分が勉強するものの正体を。



 『ドラゴン桜』の舞台である、我が龍山高校には、素晴らしい教師陣が揃っている。

 国語の芥川龍三郎、
 数学の柳鉄之介、
 英語の川口洋
 理科の阿院修太朗、
 そして社会の桜木建二だ。



 今回は、この教師陣の紹介のもと、全国からさらに素晴らしい超一流の講師陣に集まっていただいた。
 いずれも本を出せばベストセラーになり、塾を開けば欠員待ちの行列ができ、テレビや雑誌にも引っ張りだこのこのスペシャリストたちばかりである。


 そして彼らに、特別講義を開講していただいた。

 テーマはズバリ「なぜ学び、なにを学ぶのか」である。


 なぜ、国語を学ぶのか。
 数学なんか勉強してなんの役に立つのか。
 英語なんか翻訳機があればいいじゃないか。
 物理を知って、なにが変わるというんだ。
 社会のことなんで、どうでもいいじゃないか。


 そんな思いは、この特別講義の終了後、すべて吹き飛んでしまうだろう。


 16歳のきみたちは、もう子どもではない。
 そして残念ながらまだ、大人ともいえない。
 子どもの季節が終わり、大人の人生が始まったいま、きみたちに本書を贈りたい。

 この一冊には、きみの人生を変えるパワーがある。
 

目次

1時限目 国語 金田一秀穂 気鋭の日本語学者

絵筆のように言葉を使おう

ほんとうの「国語力」を身につけるために

・国語という科目の「厄介さ」
・「国語力」というあいまいな言葉
・言語能力とコミュニケーション能力
・大学教授より近所のオバチャンのほうが優秀?
・大切なのは「美しさ」よりも「正しさ」
・一枚の絵を言葉で書いてみる
・数式や地図を言葉にしてみる
・とりあえず「本の形をしたもの」を読む

2限目 数学(計算問題) 鍵本聡 計算力の達人

数学力とは「真実を見抜く力」だ!

数学は社会に出てこそ役立つ

・理解するだけでは点にならない
・解答という果実の育て方を学ぼう
・数学力ってなんだろう?
・「計算視力」を鍛えよう
・計算視力とは暗記力とひらめきの産物
・数字にはキャラクターがある
・数学が苦手な生徒は姿勢が悪い
・リズムに乗って計算していこう

3限目 数学(図形問題) 高濱正伸 行列のできる塾講師

数学が「見える」ってナンだ!?

数学に必要な「見える力」と「詰める力」

・数学における最大の壁とは?
・数学の「見える力」と「詰める力」
・「見える力」を磨くために
・「詰める力」を伸ばすには
・「できなかったこと」を復習するノート術
・ノートは一気に写す習慣をつける
・数学が嫌いな人なんていない? 

4限目 英語 大西奏斗 「感じる英語」の提唱者

考える前に、感じてみよう!

英語の「感じ」をキャッチする

・どうして英語が使えないのか
・ホントの「英語」との出会い
・英語は「並べる言葉」。パターンに感覚が通っている
・英語が苦手な原因は?
・表現の感覚を深く知る
・教科書を飛び出せ 

5限目 理科(物理) 竹内薫 ベストセラー科学作家

紙飛行機で「世界」を飛べる

理系のやわらかアタマをつくるために

・小学生のころ、理科は楽しかった!
・理系離れの原因はどこにある?
・科学に興味をもつために
・理系の「型」と「型破り」とは?
・日常生活に「仮説」と「検証」を
・「99.9%は仮説」の意味
・人間の知識の限界はどこにある?
・人生観を変えてくれる物理学 

6限目 社会 藤原和博 教育革新の旗手

「情報編集力」身につけよう

自分の「経験値」を高めるために

・「よのなか科」とは?
・現代社会の諸問題を考える
・「正解がひとつではない課題」に取り組む
・「情報処理力」と「情報編集力」
・ひとりで解決しようとしないこと

課外授業 心理 石井裕之 カリスマ・セラピスト

「自分という他者」を味方につけよう

モチベーションをキープする心のトレーニング

・「コールドリーディング」ってなんだ?
・「自分という他者」を意識してみる
・自分を信じ込ませるテクニック
・「大丈夫だ」と思うほど不安になってしまう
・ニセ占い師に学ぶ心理テクニック 

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