相手の気持ちをきちんと〈聞く〉技術

家庭学習の一案
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子どもの話を聞く①

子どもは聞いてくれない相手には話さない

 子どもにとって話を聞いてもらえることはとても大切です。


 子どもは「聞いてくれる」と思っていれば話すし、「聞いてくれない」と思っていると話しません。



気持ちに近づく

 子どもは四、五歳になると、何に対しても「どうして?」と訊くようになります。

 家に遊びに来たおばさんが、「じゃ、さようなら」と言うと、子どもが「どうして帰るの?」と訊きます。



 おばさんに帰ってほしくないので、理由が知りたいのです。

  「帰って寝るのよ」と言えば、「ふーん」と納得します。




 子どもの「どうして?」は「わかりたい」という気持ちの表現ですから、何らかの答えをちょっと与えればいいのです。

気持ちを理解する

 小学校の高学年や中学生になった子どもに対して、親がよくやるのは、問題解決的に聞くこと。




 たとえば、子どもがサッカーの試合に負けて帰ってきたとします。
 まず、子どもが伝えたいのは、悔しい気持ちです。



 そこで、親は「惜しかったね」と共感すればいいのに、「そんなときはこうしたほうがいい」と言ってしまうことがあります。



 子どもは、自分の気持ちをわかてもらえたあとでなら、そうした意見も聞けますが、気持ちがわかってもらえていないときには聞けないでしょう。


子どもの話を聞く②

内容ではなく、気持ちを聞く

 『小さな村の物語』というテレビ番組のなかに、親と子のこんなエピソードがありました。


黙って寄り添う

 そのイタリアの村では、お昼になると、仕事や学校に出かけている家族が家に帰ってきて家でご飯を食べます。

 ある家庭で、お父さんが先に帰ってご飯をつくっていると息子が帰ってきました。

 お父さんがスパゲッティを茹でながら、「どうだった?」と訊くと、
 息子が「今日は最低だったよ」と言います。


 「それはついてなかったなぁ。で、どうしたんだ?」と訊くと、「もういい」と言います。お父さんはそれ以上声をかけません。



 番組のインタビュアーが、あとでお父さんに「どうしたんですか?」と訊くと、次のように答えました。


 「ああいうふうに怒っているときは、黙っていたほうがいいんです。きっとしゃべりますよ」


親の気持ちを優先しない

 そのお父さんは、「どうしたんだろう?」という自分の気持ちを優先せずに、息子さんの気持ちのところにいて、言いたくない気持ちに共感して黙っているのです。



 そのうちお母さんも帰ってきて、「スパゲッティができたから、食べるか」と三人で食べ始めます。


 子どもの話は、内容ではなくて、気持ちを聞くことが大切であることを教えてくれる一場面でした。

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