学習障害グレーゾーンの子があまりのある割り算ができるようになった話

ひとりごと
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 説明が1回で理解出来ていなければ、違う説明をしたほうがいいかもしれません。今回は、そんな違う方法で、あまりのある割り算ができるようになった話です。

最近、担当が私になった小学四年生の女の子。
お母様より、学習障害のグレーゾーンなので、少しでも勉強についていけるようになって欲しいとの事。

前の担当の先生より、割り算は、教えてもすぐ忘れてしまう。
また、筆算の割り算は特に苦手で、5の中に2はいくつある?っていう説明はあまり理解できない模様。今後、あまりのある割り算や、小数点の入った割り算も習うから不安。
掛け算はできる。

という背景のもと、私も手探りで実施してみた結果、
上手くいったのでシェアしたいと思います!

私

今日は新しいゲームをしようと思います!!

生徒Aちゃん
生徒Aちゃん

わ~い!

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【用意するもの】

おはじき(などの数が多くあって分けやすいもの)
→今回はボタン
を使用
その子が集めてる小さいフィギアとかでもOK!

箱(分けれる仕切りになれば、紐でも紙でもなんでもOK)
→授業中は、三角定規や、分度器、定規の上を陣地としました。

スタート!

まず、ボタンを5つ選んでください。

生徒Aちゃん
生徒Aちゃん

は~い!!

5÷2=?モノを使って分けてみよう

私

今、選んだ5つのボタンを2つのグループに分けたいんだけど、できるかな?

 ここでは簡潔に!

「2つのグループは同じ数にしてね」
など、細かいことは言わない。

生徒Aちゃん
生徒Aちゃん

は~い!

私

2つのグループに分けれたね!
次は、ボタンの数を同じにして分けれる?

生徒Aちゃん
生徒Aちゃん

…2個ずつって事?

私

そうだね!箱の中は両方とも2つになったね!
そしたら、この1つのボタンのことはね「余り」っていうの。

生徒Aちゃん
生徒Aちゃん

ふ~ん。

↑のゲームを理解できるまで繰り返す(これ重要)

 このゲームの理解とは、箱の中を同じ数にして、その中に入れなかったボタンは、出しておくということ。

 最初は簡単な数字で!

 7÷2、5÷3、8÷3などで実施。

 繰り返すことで、理解が深まり、スピードも速くなり、自分なりに解を見つけ出していきます。
 この繰り返しによって、自信もつくのです!

 どんなことでも、この繰り返し練習することを怠ると、なかなか素早く進めることはできませんので、繰り返しの練習は行ってください!

 理解でき、繰り返し練習できたら、次に進んでみよう!

数字を使って式にしてみよう

私

Aちゃん、すごく理解が早いから、レベルアップしてみようかな~!やってみる?

生徒Aちゃん
生徒Aちゃん

うん!

お絵描きアプリ登場!

 再度、ボタンを5つ取って、2つのグループに分けてもらう

私

じゃーん!お絵描きできるアプリです!
さっきボタンを5つ取って、2つに分けてもらった式をここに書いてみるね!

生徒Aちゃん
生徒Aちゃん

おお~!

私

5÷2っていう式になるんだけど、ボタンはいくつに分けれた?
ここに自分で書いてみる?
(※因みに私のPCはタッチ可)

生徒Aちゃん
生徒Aちゃん

うん!書いてみる!

私

そうだね!2つにボタンが分けれたね!
そういえば、さっき分けれなかったボタンはなかった?

生徒Aちゃん
生徒Aちゃん

1つ分けれないボタンがあったよ!

私

そうだね!これを式に書くと、こうなるの。

私

2の後ろの「てんてんてん」は「あまり」っていう意味なんだよ。
で、さっき1つのボタンが余ってたから、「1」って書くの。

生徒Aちゃん
生徒Aちゃん

そうなんだー。

ボタンで分けたものを式にしてみる練習をする

 紙に書くのはもちろんいいんですが、
お絵描きアプリだと、いろんな色があって、
「自分で書く!!!」とやる気満々にしてくれます。


 お絵描きアプリを使う理由
・積極的になる(自分で色や太さを選べるから)
・楽しんで学べる(学校での授業などと違う刺激が入る)


 結局は嫌々ノートに書くよりも、私が書く!この色使う!って決めてもらった方が、めちゃくちゃはかどります。

 あとは、また慣れるまで自分で書いて式の構造を覚えてもらいます。

確かめ算をしてみよう

私

もう、すっかり式がかけるようになったね!
じゃぁ、次は、書いてくれた式があってるか確認してみよう!

私

2×2は?

生徒Aちゃん
生徒Aちゃん

私

そう!じゃぁ、それに1を足したら?

生徒Aちゃん
生徒Aちゃん

私

そうだね!今、Aちゃんがしてくれた計算を式にしてみると、こんな感じになるんだよ。

私

2×2は箱の数とボタンの分けた数だね。
それから、足す1は余ったボタンの数だね。
こうやって、2×2+1を計算して答えが一番最初の数字と同じになったら、合ってるってことだよ!

生徒Aちゃん
生徒Aちゃん

へ~!!

掛け算を書いて近い数字を探してみよう

私

次行ってみよう!
もうちょっとレベルアップしてみるね!!

私
生徒Aちゃん
生徒Aちゃん

え~!!数が大きくてわかんない!!

私

大丈夫!さっきの確かめ算を思い出して!
この場合だと、4の段を書いてみようか!

生徒Aちゃん
生徒Aちゃん
私

じゃぁ、答えも書いてみよう!

生徒Aちゃん
生徒Aちゃん
私

いいね!じゃぁ、33に1番近い4の段はどれ?

生徒Aちゃん
生徒Aちゃん
私

そうだね!4×8=32が「33」に1番近い数字だね。
そしたら、33÷4の答えはどうなる?

生徒Aちゃん
生徒Aちゃん
私

そうそう!そうだね!
じゃぁ33-32は?

生徒Aちゃん
生徒Aちゃん

私

そう!それがあまりの数なんだよ!
それを式に書いてみよう!

生徒Aちゃん
生徒Aちゃん
私

そうだね!そうやって書くんだったね!
じゃぁ、あってるか、確かめ算をしてみようか!

生徒Aちゃん
生徒Aちゃん

4×8+1だから・・・33!
あってる!

 慣れてくれば、何の段を書けばいいかな?と促し、
 さらに慣れてくれば、書かなくても自分の頭の中でかけ算して引き算までできるようになりました。


 今まであまりの出ない大きな数の筆算も苦手でしたが、何を立てればいいか理解できたみたいで、この間は、664÷4や918÷9なんかも解けていて、こちらが逆にびっくりさせられました。

まとめ

 スモールステップを心がける
 遊びながら楽しく勉強する
 勉強する道具はいろんなモノを使ってみる
 理解できていなければ、違う方法をとってみる
 繰り返し練習する


 グレーゾーンのお子さんだけでなく、人は十人十色です。
 どんなに素晴らしい説明をしても、分かる人と分からない人は必ずでてきます。
 大人だってそうですよね?

 実際、商品のHPを隅から隅まで見るより、使ってみた感想を書いてるブログの方が、理解できる気がしませんか?
 そんな感じの差なのかな~と私は考えてます。

 他にも、いい方法があれば教えて下さ~い♪

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