生活していくうえで本当に最低限ができればいい
1つずつ期間を置いて繰り返す。追いつかなくてもいい。自分のペースで勉強する。
お子さんを見てて思うのが、自分が難しいと感じる問題は手をつけたがらない事。
ただ、それは障害の有無にかかわらず、ほとんどの人がそうだと思います。
今、小学4年生のお子さんを教えていますが、本人の希望で、小1・小2の問題を織り交ぜて勉強をしています。
やはり学校だと、新しいことしか習わないので、本人の中でまだ知識や経験が完全に定着していようとしまいと、授業は進んでしまいます。
しかし、納得いくまで過去の学習を振り返ると、「簡単過ぎる」と感じた問題には手をつけなくなるんです。
これは、やはり学校ではできないことですよね。
今は、探せば無料のアプリはいくらでもあります。
小1、小2の問題集を買ってくるよりも、安価だし、ゲーム感覚でできるので、子どもの興味もとても湧いて自ら進んで勉強します。
家庭学習で大事なことは、本人のペースで進めること。
学校は学校。家庭学習は本人のペース。そんな感じでフォローしてあげると、お子さんもイヤイヤ勉強することは少なくなるかなと思います。
計算機の使い方、スマホでの電卓アプリの使い方を教える
計算が苦手な子におススメなのが、計算機の使い方を教えることです。
よっぽど暗算が得意でない限り、社会に出たら計算機を使いますよね。
自分だけの買い物等ではそんなに大きな問題にはなりませんが、特に大事な書類や、取引先に渡すデータなどは、筆算で処理される方はいないと思います。
あらゆる工夫や角度を変えた教え方をしても計算ができない場合は、計算機の使い方を教えてみるのもありかなと思います。
慣れてくれば、パソコンのExcelなんかの機能を教えてあげてもいいかもしれません。
家計簿なんかもつけてもらいましょう!w
机の上で教材を開けてするだけが勉強じゃない
ごっこ遊びで勉強する
ワークや教科書を嫌うお子さんって、結構多いんですよね。
そういう時は、ごっこ遊びです。
お店屋さんだと1番始めやすいかなと思います。
そして、全部子どもに決めてもらいます。

先生がお客さんね!このお店では何が売ってるの?

えっとねぇ、ここは動物園です!

そっか!じゃぁ、入園料がいるね!いくらですか?

入園料は4万円です!

そうなんだね!今、5万円しかないから、5万円払います!
値段設定もお子さんにしてもらうので、すごい金額が出たりします。
そして、私は計算をしてもらうように多めに支払います。w
少し前に大きい位の勉強をしたので、その値を使いたかったのかな?

5万ー4万?
5万って0いくつだっけ?

じゃあ、計算機を使って一緒に入力してみよう!
まず「5」を押して!
数え方はどうだっけ?

いち、じゅう、ひゃく、せん、まん

そうそう!じゃぁ、「いち」のとき5だから、あとは、「まん」になるまで、0を押してみて!

できた!
それから引くボタンを押して、次は4…(計算中)
10000だ!
おつりは1万円です!
こんな感じで、他には餌代やショー代なんかもやりとりの中で出てきて、その都度計算してもらいます。
「やりたくない」「もういやだ」というような拒否反応があればすぐに辞める
結構やってしまいがちなのが、拒否反応があっても指導側が引き下がらないことです。
教える側としては、これはやっておいて欲しい!ということがあるのですが、
拒否反応を見せるまでいってしまうと、次の指導へ悪影響を及ぼすため、早めにじゃぁ、これしてみる?と違うことを提示するか、勉強は一旦やめてみましょう。
本人が意欲的にできるものは見守る
最初は誰だって初心者!!続けていくうちに自分で改善していける。
難しい問題に対して全てに拒否反応を見せるかというと、そうでないので人間不思議なものです。
どんなに難しくても、本人にとって興味のあるものだと、どんなに難しいものでも途中で投げ出したりしません。
最近、パソコンの入力(ブラインドタッチ)の練習をするアプリをしたいというので、横で見守っていました。
私もいくつかブラインドタッチの練習するサイトは知っているのですが、そのお子さんが練習しているアプリはアニメが関わっているアプリでした。アニメのキャラがいろいろ教えてくれたりするアプリだったので、
子どもも楽しんでできるんだろうなぁ。
子ども向けなら簡単なのかな?と思っていたら大間違い!!!
めっちゃ難しかったのです!!!w
ブラインドタッチを練習するには、ある程度基礎練習が必要かと思うのですが、それがサラっとしかなく、すぐに全部のブラインドタッチの練習!!
しかも、矢継ぎ早に次々と「これを押して」と表示が出てきます。
えー!!めっちゃ焦るし、難しいやん!!!
と横目で見守っていましたが、途中で指使いはめちゃめちゃになるも、最後まであきらめずに頑張っていました!
自分の興味のあることって、諦めずにできるんだなーと感心した出来事でした。
今回は、そのアニメのキャラに惹かれただけかもしれませんが、その効果だけでここまで頑張れると知ることだけでも大きな収穫かなと思います。
大人としては「こうやった方が効率がいい」と思うことがあるかもしれませんが、是非、子どもの興味を第一に考えてあげ、最初はめちゃくちゃでも、徐々に自分なりのコツを掴んで上達していくはずです!
アドバイスを求められるまで、見守ってあげましょう。
それ!!すごいやん!!!って逆にびっくりすることもある!!
私は、親御さんの許可が下りる限り、いろいろな勉強をしてもらうのですが、「英語」もそのうちの一つです。
今は、小学校から英語教育があるということで、中学に入って文法とか難しいことをする前に、簡単な英単語だけでも楽しく学べたら、英語への苦手意識が少しでも低くなるかと思い、実施しています。
これもアプリがあるのですが、英単語が出てきて、日本語を4択の中から答えるゲームです。
もちろん、英単語は私の発音で読み上げます。w
英語って、発音出来たら意外と分かるものが多いのですが、
小学4年生って、こんなにも知ってるの?というくらい、その子は日本語を答えていて、びっくりしていました。
後でお母さまに報告すると、「実は、私も横で聞いてたんですが、『student』ってなんで知ってるんやろ!?って思ってたんで、私もびっくりでした!!!!」とお子さんの新たな能力にびっくりっされていました。
子どもって秘めてること多すぎですよね!!!
発達障害だから、グレーゾーンだから…と悲観的にみる必要はなく、ここめっちゃ突出してるやん!!!っていう能力が、そういう子たちってあるんですよね。
それに気づくか気づかないかは、こちら側としてもなかなか分かない。
子どもの反応は、本当に素直なので、自分にあってないと感じたらすぐに拒否反応を示します。いろいろ挑戦してみて、拒否反応が出たら、すぐに辞めればいい。それはその子には合ってなかったんだな。ということが分かることだけでも大収穫だと思います。
親御さんの方の息抜きもしつつ、一緒にお子さんの興味のあることを見つけれたらいいですね♪
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