やる気を妨げるテクニック①子どもが一生懸命考えてるのにせかす
早く解いて!!
なんでそんなに時間かかるん?
紙に書いた方が早いで!!
時間かかり過ぎ!!
…等々
言い方は違えど、このようなことをついつい言ってはいませんか?
今解いてる途中なのに!!!
頭の中で計算してるの!!!!
ちょっと黙ってて!!!!!
このような言葉が子どもから返ってくるかもしれません。
そうなると、楽しく勉強なんてできないですよね。
一緒に勉強する=「うるさく言われる」
という図が固まってしまえば、子どもは「勉強」と聞くだけでやる気を失くします。
●人それぞれペースが違うから、
「この子は今ゆっくりだけど、自分のペースで考えてるんだ」
と心で唱えながら待つ
やる気を妨げるテクニック②子どもが一生懸命考えてるのにすぐにアドバイスをする
子どもが黙っているから=分からない
とは限りません。
また、まだその勉強を始めたばかりですぐに答えが分からなかったりもします。
一生懸命考えているのに、
横から、「これは〇〇だったよね?」「こっちは△△だよね?」など、ヒントやアドバイスを求められていないのに出してしまうと、
子どもの自分で考える力を奪ってしまいます。
そうすると、自分で解けた!!!という感覚が味わいにくいので、
自ずとやる気も無くなってきます。
●子どもが「わからん」「教えて」等
なにかサインを出してくるまでじっと耐えて待つ
やる気を妨げるテクニック③少しでもボーっとしていたら「集中する!!!!」と叱る
学校でも45分、塾や家庭教師だと、60分や90分の授業があります。
果たして、その時間ずっと集中することができるでしょうか?
好きで勉強をする子以外は
皆、早く終わらないかなと思いながら授業を受けています。
そんな中、勉強もしないといけない!さらにちょっとでも集中力が切れたら怒られる!!
勉強に対して嫌な気持ちしか生まれないですよね。
●小刻みな休憩を入れる
●1回に解く問題数を減らす
●頭の中で、今やったことを無意識に処理していると考える
(=ボーっとする時間は必要かもと考える)
やる気を妨げるテクニック④「なんでわからんの?」と逆切れする
「分からないとこが分からない」
これは、本当にあるあるです。
大人だってそうなんです。
分からないところが明確であれば、調べることができますが、
何が分からないか、分からないから対処のしようがなくて、
前に進めないんです。
また、思考回路も人それぞれなので、
同じ説明をしても分かる人と、分からない人がいます。
何度も同じ説明をしても分からないというのは、
その説明方法が「お子さんに合っていない」だけです。
教える側は大人なのだから、分かるように違う言い回しやアイテムを使ったりするなど、配慮することができるでしょう。
自分はこの方法で教えてもらったからこの子にも分るはず!!と思い、
その教え方で子どもに理解してもらえなかったとき、
「なんで言ってることが分らんの?」と思ってしまうのです。
子どもにとっては、問題も理解できないのに、なんか怒られた
→もう勉強したくない
となってしまいかねません。
●自分の教え方をまず反省する
●子どもがどこで躓いているか詳細に把握する
●自分の中であらゆる知恵を絞ったり、情報収集していろんな角度からアプローチしてみる
●プロ(家庭教師や塾)に任せる
●その問題は分からなくても死なへん!と開き直る
やる気を妨げるテクニック⑤命令する
この問題を解きなさい!
途中式は書きなさい!
漢字は書き順とおりに書きなさい!
えんぴつを持っていない方の手は添えなさい!
姿勢は正しなさい!
この単語だけは覚えなさい!
言い方もとっても大事だと思いますが、
命令されると、やりたくなくなりますよね。
●命令しないとできないような問題や勉強はしない
●もっと前の単元・分野で躓いている可能性があるので、復習する
●子どもができる!と自ら進めていけそうな所から取り掛かる
いかがでしたでしょうか?
家庭学習だと、ついついやってしまいがちな事だと思います。
そんなちょっとした事が子どもの勉強のやる気を妨げてしまうなんてもったいないですよね。
それも、親自身の少しの対処で防げるなら、意識して取り入れてみる価値があると思います。
お子さんは、勉強を頑張ろうとしているのです!!
親が足を引っ張らないように、親側も努力しないといけないですね。
勉強とは、社会人になっても一生続くものです。
考えること、調べること、疑問にすること、解決すること、他にもいろんな事がすべて勉強に繋がります。
知識がつけば、こんなに楽しいんだということを少しでも早く気づけたら、もっと加速して勉強が楽しくなります!!
すると、お子さんの新な姿がみれるかもしれませんね!!!
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